予定というか希望としては、昨日のうちに室戸岬の先端部分にある三箇寺(24・25・26番)まで行ければ御の字と思っていたのですが、実際のところ29番まで進んだので、高知市内にある30番からスタートです。本日もかなりハイペースが期待できそうです。

昨日の日記にも書きましたが、札所の寺での納経時間は7〜17時、この10時間を有効にお参りに使い、他の時間にその他の事柄を済ませるのが、自家用車による短期間遍路のポイントです。札所の間隔は目と鼻の先というところから、車で2時間以上(歩いたら1日ではたどり着けない)まで様々です。長区間を目前にひかえた札所に間に合えば、翌朝までに移動すればよいので効率的ですが、間に合わなければ次の日の日中に時間を気にしながら移動することになります。車遍路では、そういったプレッシャーを感じるので「何番までいけるか?」「何番までは行かないと!」が合言葉です。

話は戻って30番、本日は生憎の雨模様で先が思いやられます。
一日に最初のお寺は時間に余裕をもって到着しているので、他のお遍路さんとお天気についてお話など。歩きでも雨だとナカナカ先へ進まないのが悩みだとか。
高知市とその周辺には沢山札所があるので順繰りにお参り開始、傘を差しているのですが、結局ずぶぬれ状態になって、タオルで身体を拭いてばかりになります。
過去の経験から35・36番を入れ替えて時間短縮を図ったつもり・・・35番清瀧寺は車遍路では最大の難関といえるような狭い山道を登坂せねばなりません。幸い寺へは2本の道があり、事実上一方通行になるよう誘導して下さっているので対向車の心配はありませんが、乗用車がギリギリの狭い道、軽四でも切り返ししなければ曲がれないカーブなど、難関が続きます。大型セダンやミニバンの方は、かなり運転に苦労されている様子です。

高知市周辺を抜けると、窪川にある37番へは長距離コース、更に足摺岬の先端にある38番へは札所間最長コース、その先も長距離コースが続くので走ってばかりになります。ここで「何番までいけるか?」が気になる訳ですが、午前の時点では愛媛県最初の札所40番までは確実だけど、その先は・・・?43までいけると明日が楽なんだけど・・・。こればっかり考えていました。
結局のところ、なんとか43番までいけました♪
せっかくなので札所ではないけど、43番の先、大洲市にある霊場「十夜ヶ橋」へ行きました。その昔、弘法大師空海が修行の旅をした際、泊めてくれる民家がなくて橋の下で野宿をしたそうです。その夜はとても寒く「一夜が十夜にも感じられた。」という事から、その橋を十夜ヶ橋と呼ぶようになりました。現在では国道の橋であり、さらにその上を高速道路の橋がまたぐという場所ですが、橋の下には小さなお堂が作られ、弘法大師さまの像がまつられています。故事にちなんで弘法大師さまの像には布団が何重にも掛けられて、大切にされていました。

今日はここでおしまいです。
■龍王温泉 老人福祉センター龍王荘
で一日の汗流しです。かなりの数の入浴客で賑わっていたのに驚きましたが、料金が安いせいでしょうか?無色透明でアルカリ性のマイルドな湯でした。
風呂はいって飯食ったら寝る。今日も車中泊。

30〜34→36→35→37〜43
霊場:十夜ヶ橋

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索