ついに
2006年2月28日◆ ありがとう富山港線 富山駅で引き継ぎ式
JR富山港線が営業を終了する二十八日、路面電車化して四月二十九日から営業を始め
る富山ライトレール(社長・森富山市長)への引き継ぎ式が、JR富山駅ホームで行われ
た。大勢の鉄道ファンらが見守り、長く愛されてきた同線との別れを惜しむとともに、新
車両の運行に期待した。
午前十時四十八分の列車の到着に合わせて式典が開かれ、宇都宮道夫JR西日本金沢支
社長が「姿を変えて地域に貢献してほしい」とあいさつ。森市長が「市北部の大動脈だっ
た富山港線を引き継ぎ、地域住民や関係者の期待に応えていきたい」と決意を述べた。
宇都宮支社長が森市長へ列車ハンドルのレプリカを贈呈。富山市の書家、森大衛さんが
富山ライトレール副社長の笠原市助役へ「頑張れ 富山ライトレール」、中川清同支社北
陸地域鉄道部長に「ありがとう 富山港線」と書いた記念の書を贈った。
桶田一男駅長の合図で出発した列車を見送った富山市神通本町の大学生、高松英輝さん
(20)は「思い出も多く名残惜しいが、ライトレールで地域が活性化することに期待し
たい」と話していた。
二十八日午後九時十五分から最終列車出発式、同十時十分から最終列車到着式がいずれ
もJR富山駅である。
富山ライトレールは三月一日から四月二十八日まで、富山港線の運行区間で代替バスを
運行する。
地獄の扉が開きました。
コメント